第18回 回転機研究討論会

日時 :2018年10月29日(月)10:00〜18:50
会場国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟4F 417室
     (東京都渋谷区代々木神園町3-1)
交通 :小田急線「参宮橋駅」徒歩7分、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」4番出口徒歩15分
協賛(予定) :(一社)潤滑油協会、石油化学工業協会、石油連盟、(一社)日本産業機械工業会
 

プログラム

開会の挨拶(10:00〜10:05)

回転機専門委員会 主査  仲山浩司[JXTGエネルギー(株)]

第T部 発表(10:05〜13:35)

1. 遠心圧縮機自励振動対策の紹介(10:05〜10:35)

出光興産(株) 愛知製油所機械課  梶川大輔
[概要]  遠心多段圧縮機の平常運転中,軸振動の上昇下降を繰り返す事象があり,アラームが多発していた。軸振動上昇時の振動を測定したところ,ピーク周波数はロータ固有振動数と合致していたことと,振動上昇とシールオイル供給量の増加タイミングで相関関係があったことから,オイルフィルムシール部での自励振動と推定し,シールリングに一部加工を行う改良を行った。その検討・改造内容について紹介する。

2. LNG出荷用大型クライオジェニックポンプの振動低減対策の事例紹介(10:35〜11:05)

日機装(株) クライオ部クライオ設計Gr.  近藤陽介
[概要]  LNG In-tank pumpの工場試験を実施したところ,振動速度値が高く,客先要求の許容値を満足できなかった。周波数分析を行った結果,回転数成分(1X),Vane passing周波数成分(7X)が,振動値大の主要因であると判明した。振動低減を考慮した構造の解析および見直しを行い,その結果,振動許容値を満足する改良ポンプが完成した。本発表では,振動低減として考慮した検討内容および実施対策の事例を紹介する。

3. 発電用蒸気タービンロータ破壊調査結果の紹介(11:05〜11:35)

コスモ石油(株) 千葉製油所計電機械課  糸山俊介
[概要]  発電用蒸気タービンのロータについて,非破壊検査(電気抵抗法等)による余寿命診断の結果,クリープ寿命が80 %程度消費していたことから計画的にロータの更新を行った。今後のロータ寿命予測の精度を向上するため,旧ロータの破壊検査を行った。検査結果およびクリープ寿命予測に関する考察について紹介する。

休憩(11:35〜12:35)

4. 遠心圧縮機のロータ安定化技術と安定性予測・測定法(12:35〜13:05)

(株)日立製作所 インダストリアルプロダクツビジネスユニット機械システム事業部気体機システム部  真柄洋平
[概要]  遠心圧縮機のロータダイナミクスに関し,ロータ安定化のための設計手法について概説する。ロータ安定性の検証手法としては磁気軸受加振やOMA(Operational Modal Analysis:実稼働モーダル解析)などがあり,近年適用事例が増加している。また,ダンパシールなどの各種要素技術も一般的に使用されてきており,これらの手法や技術について,弊社の取り組みを紹介する。

5. 電動機の振動解析とエポキシ充填による基礎補強対策(13:05〜13:35)

JXTGエネルギー(株) 川崎製造所設備保全2Gr.  有川一成
[概要]  ポンプ駆動モータで2f成分の振動値が増大した。電動機のエアギャップ偏差があることが確認されたが,あわせて原因究明の過程で行った台盤の打音検査により台盤と内部グラウトの剥離が確認された。台盤/モータ系の固有振動数が低下してエアギャップ偏差による加振力で共振に至ったと想定し,対策として台盤内にエポキシ注入を行い,共振を回避することができた。

休憩(13:35〜13:50)

第U部 ワークショップ(各部屋に分かれて討議/講義を行う)(13:50〜17:00)

Room1:【教育講座】メカニカルシール・ドライガスシール技術講座

 初級・中級者を対象としたメカニカルシールおよびドライガスシールの構造・原理について解説する。併せて、フラッシングプラン等の付帯システムやドライガスシールのアレンジメントに関しても説明する。
リーダー:鹿島石油(株)鍋島弘樹
サブリーダー:(株)タンケンシールセーコウ川村良一
サブリーダー:イーグルブルグマンジャパン(株)金子 敦
サブリーダー:日本ピラー工業(株)寺川和宏
サブリーダー:日本ジョン・クレーン(株)林 貴裕
サブリーダー:日本フローサーブ(株)松本祐次

Room2:【教育講座】石油プロセス(熱分解装置)の基礎と回転機の動向

 石油関連の回転機技術基礎講習として,石油プロセスを紹介する。今回は「熱分解装置:主にDelayed Cokingプロセス」について取り組む。特に装置特徴であるハンドリング設備を中心に事例紹介,各機器の特長を紹介する。また,これに関連し各参加者の視点から提議いただき,参加者による討論の場とする。
リーダー:コスモ石油(株)北澤秀隆
サブリーダー:JXTGエネルギー(株)吉田修一
サブリーダー:富士石油(株)大島幸二
サブリーダー:日揮(株)片桐昭美
サブリーダー:日本フローサーブ(株)若井義浩
サブリーダー:コスモ石油(株)新海裕司

Room3:【教育講座】潤滑油の基礎と最近のオイル管理の動向

 潤滑油は石油化学産業で使用される回転機械の重要な機械要素である軸受けに使用されており,その性能が機器や装置の信頼性に大きな影響を与える。予備機のない大型の重要機では,強制潤滑が広く採用されているが,軸受けやギヤの潤滑に加え,作動油・制御油のシステムが組み込まれている場合もある。潤滑油の性能向上により,多様な機器に対応でき,さらに交換周期が長くなった半面,適切な管理を行わないと予期せぬ不具合が発生する場合がある。当該ワークショップでは機器メーカーの中・上級者,ユーザーの初・中級者を対象に,潤滑油,フィルターの基礎に加え,最近のタービン油の管理で注意すべき項目およびバーニッシュにフォーカスして,事例を交え解説を行う。
リーダー:JXTGエネルギー(株)天白真伸
サブリーダー:出光興産(株)白倉悠平
サブリーダー:(株)ハイダック高野麻紀子
サブリーダー:(株)日立製作所小谷晃士

Room4:【事例紹介・討議】設備診断技術の向上

 昨年より,各ユーザー会社が中心となり,「設備診断ワーキング」を立ち上げました。目的は各社の失敗事例等を収集し,運用面,技術面の観点から適切な設備診断技術を討議し,回転機維持規格へ反映することとし,まずは一般機器の振動診断について調査を開始しています。今回のワークショップでは活動の中間報告と位置づけ,前半では収集した失敗事例の紹介と討議,後半では主に参加者の皆様が持っている振動診断に関する疑問点や要望事項などを協議する場とします。振動診断の疑問をすっきりさせましょう!
リーダー:出光興産(株)鍛冶紘亮
サブリーダー:出光興産(株)水田将司
サブリーダー:JXTGエネルギー(株)佐藤 崇
サブリーダー:コスモ石油(株)永田真也
サブリーダー:東亜石油(株)新杉大輔
サブリーダー:JFEアドバンテック(株)渕上芳樹

Room5:【事例紹介】保全業務における失敗事例と対策紹介

 ベテラン社員が大量勇退し,世代交代が進んでいる背景から,現場では,回転機の運転・設備管理面,または保全管理面の知見不足による色々なトラブルが発生している。各社で発生した,これらのトラブル事例に焦点を当て,実際の事例を紹介しつつ参加者から同様トラブルの事例を集めディスカッションを行う。それにより再発防止を図るとともに,間接要因とその対策についても討議する。(参加対象者:初級者〜上級者)
*一部資料は2014年のワークショップで使用したものを流用します。
リーダー:富士石油(株)新谷修司
サブリーダー:JXTGエネルギー(株)渡邊弘樹
サブリーダー:出光興産(株)堀江亮太
サブリーダー:コスモ石油(株)三好賢司
サブリーダー:西部石油(株)大村勇貴
サブリーダー:(株)荏原製作所稲垣正生
サブリーダー:新日本造機(株)中島 聡
サブリーダー:個人会員岡野正幹

Room6:【討論】石油プロセス用往復動圧縮機に関するお悩み相談会(フリーディスカッション)

 昨年に引き続き,石油プロセス用往復動圧縮機に関するディスカッショングループを設けます。ユーザー,メーカー,エンジニアリング,施工各業界からの参加者に,石油プロセス用往復動圧縮機に関しての,議論したい・相談したい,疑問・質問・悩み・トラブル等を「1件/人」持ち寄って参加してもらい,参加者全員で技術的なディスカッションを行うことにより各自の知見を高めて,保全費削減や機器の信頼性向上策の一助になることを目的とします。
リーダー:太陽石油(株)羽藤雅史
サブリーダー:JXTGエネルギー(株)仲山浩司
サブリーダー:日揮(株)奥田健一
サブリーダー:千代田化工建設(株)江尻祐二
サブリーダー:(株)三井E&Sマシナリー森口正男
サブリーダー:(株)神戸製鋼所森 康浩
サブリーダー:(株)IHI回転機械エンジニアリング深山 清

休憩(17:00〜17:10)

第V部 交流会(全員参加)(17:10〜18:45)

カルチャー棟2F「レストランとき」

閉会の挨拶(18:45〜18:50)

回転機専門委員会 副主査  奥田健一[日揮(株)]
 

WEBでの参加登録は締め切りました。参加ご希望の方は下記までお問い合わせください。

 

参加費:普通(個人)会員12,000円、維持(法人)会員会社社員・協賛団体会員13,000円、
非会員20,000円、学生会員8,000円、学生非会員11,000円
参加費には交流会費が含まれます。
*テキストに加えてカラーPDFを収録したCDを当日配付いたします。
申込方法: 終了。多数のご参加ありがとうございました。
支払方法:クレジットカード支払い、現金書留または下記の銀行口座へお振り込みください。
三井住友銀行 池袋東口支店 (普) 7708349 口座名 シヤ)セキユガツカイ

 

問合せ先

公益社団法人 石油学会 回転機研究討論会係

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-8-4 陽友神田ビル4F
TEL:03-6206-4301, FAX:03-6206-4302
 E-mail:events@sekiyu-gakkai.or.jp

 

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