第14回東海支部講演会

主催: 石油学会東海支部
協賛:(依頼中) 化学工学会東海支部,東海化学工業会,日本化学会東海支部,
表面技術協会中部支部,高分子学会東海支部,色材協会中部支部,
電気化学会東海支部,日本原子力学会中部支部,日本接着学会中部支部,
日本分析化学会中部支部,日本油化学会東海支部,
有機合成化学協会東海支部,日本セラミックス協会東海支部
会期: 2025年10月14日(火)  16:00〜17:00
会場: 名古屋工業大学 22号館会議室(225)(名古屋市昭和区御器所町)
交通: JR中央本線「鶴舞駅」下車徒歩7分

大型藻類を介したブルー・カーボンリサイクル技術の開発とその社会実装を目指した研究

国立大学法人三重大学 地球環境センター 研究部門 教授 柴田 敏行
概要:  カーボンリサイクルとは,CO2を回収し多様な炭素化合物として再利用する技術であり,カーボンニュートラル社会を実現するためのキーテクノロジーの一つと位置づけられている。大型藻類は,ヒノキやスギといった木質系バイオマスを凌駕するCO2吸収・固定能力を持っており,カーボンシンクとして重要な役割を果たしていると考えられる。さらにCO2を吸収して生長した大型藻類からは,多糖類や高付加価値を有する生理活性物質を得ることができる。演者らの研究グループでは,このような大型藻類の特性に着目し,京都大学や京都工芸繊維大学の研究者らと共にNEDOムーンショット型研究開発事業1)と福島国際研究教育機構(F-REI)からの委託研究2)を通じてブルー・カーボンリサイクルに関わる技術の開発に取り組んでいる。この講演では,ブルー・カーボンリサイクルの確立のために不可欠な,@養殖による非可食性海藻バイオマスの生産,A大型藻類バイオリファイナリー,の各技術について研究成果を紹介する。

1) NEDOムーショット型研究開発事業「機能改良による高速CO2固定大型藻類の創出とその利活用技術の開発」(JPNP18016)
2) F-REIからの委託研究「大型藻類を介した「CCU技術」の開発と福島での社会実装に向けた研究」(JPFR25030102)

参加費: 普通(個人)会員・維持(法人)会員会社社員・協賛団体の会員・学生 無料,非会員1,000円
定  員: 40人
申込方法: 氏名,所属,会員資格の有無,連絡先(E-mailアドレス,電話番号)を明記のうえ,E-mailにて申し込み。
支払方法: 当日申し受けます。
申込締切: 2025年9月30日(金)(定員になり次第,締め切ります)

申込先

静岡大学  武石  薫
E-mail:takeishi.kaoru(at)shizuoka.ac.jp(at)を@に置き換えて送信してください。
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