2018年度設備維持管理士認証のための評価試験

―「配管・設備」,「回転機」,「電気設備」,「計装設備」の試験を行います―


 公益社団法人石油学会 装置部会設備維持規格委員会では、業界各社が自主保安の精神にのっとり自らの責任において設備の確実な維持保全を行うにあたり、学会としてその考え方と技術を開示して社会的責任をまっとうすることを目的に、設備管理全般にわたる維持規格を発行しています。また規格ごとに常設分科会を設置し、技術の進歩に合わせて規格の内容を定期的に改訂するとともに、その間に発生した問題点等は追補の形で石油学会ホームページ上に公開しています。
 しかし、作成した維持規格は、現実に各社の基準に反映され、広く用いられなければ無意味であることは言うまでもありません。各社が連携して規格の内容を自社基準に反映させ、その実態を認定事業所の審査などを通じて公表することで、規格の社会的な認知の向上を図ることができますが、こうした活動とともに、維持規格の内容が必要なスタッフに周知徹底され、自主保安の仕組みとして機能していることを社会的に担保する必要があります。
 そこで石油学会では,自主保安の実態を社会的に発信するために,2003年度より認証制度を設け,設備維持管理士認証のための評価試験を実施しています。この認証制度は個人について認証するものとし,組織のあり方その他については取り扱わず,受験者が石油学会の維持規格を理解しているかどうかを確認することを目的としています。
 試験合格者には設備維持管理士として資格証明証を交付し,資格取得者は5年ごとに更新のための講習会を必ず受け,常に最新の知識を持ち続けられるようにシステム化しています。
 つきましては、2018年度設備維持管理士認定試験を下記のとおり行います。

[試験実施要領]

受験資格

 設備管理に関する実務経験が1年以上の者とします。実務経験とは資源開発、石油備蓄、石油精製、石油化学、化学などの分野において、設備管理、工事管理、建設、メンテナンス、保安管理、運転管理、検査、調達などに関わる業務に従事することをいいます。
 なお、申込書の「受験者の実務経験証明」の内容について、確認の連絡をする場合がありますのでご了承ください。

試験日時

2019年2月3日(日)
配管・設備 10:00〜11:30 (受付9:00〜)
電気設備 10:00〜11:30 (受付9:00〜)
回転機 14:00〜15:30 (受付13:00〜)
計装設 14:00〜15:30 (受付13:00〜)

試験会場

関東会場 関西会場

試験内容

出題範囲

配管・設備
JPI-8S-1-2014(配管維持規格)、JPI-8S-2-2016(設備維持規格)、JPI-8R-11-2014(防食管理)、
JPI-8R-12-2014(劣化損傷の評価と対応)、JPI-8R-13-2014(検査技術)、JPI-8R-14-2012(耐圧気密試験)、
JPI-8R-15-2013(フランジ・ボルト締付管理)、JPI-8R-16-2014(溶接補修)、JPI-8R-17-2016(ホットスタート)

回転機
JPI-8S-3-2014(回転機維持規格)

電気設備
JPI-8S-4-2015(電気設備維持規格)

計装設備
JPI-8S-5-2017(計装設備維持規格)、JPI-8R-14-2012(耐圧気密試験)、
JPI-8S-1-2014(配管維持規格)およびJPI-8S-2-2016(設備維持規格)の一部(巻末の解説など)

 2018年末までに石油学会HPにて公開された上記各規格の改訂および追補・正誤表は試験の範囲とする。

合格基準など

試験時間:90分、問題数:42問(選択式)、合格基準:100点満点中70点以上

受験料

 会員(普通会員および維持会員会社の社員): 6,000円, 非会員: 8,000円 (消費税込み)

申込方法

申込書をダウンロードし、記載の注意事項をご確認の上、下記申込先へE-mailにてご送付下さい。
 *ご記入頂いた個人情報は、当試験運営、管理のみに使用し、他の目的には使用致しません。

お申込み後のキャンセルは原則できません。
試験申込書ダウンロード

受験料の払込

 申込締切日までに下記銀行口座へ振込みまたは、現金書留にてお支払いください。
三井住友銀行 池袋東口支店 普通口座 7708349 シヤ)セキユガツカイ

申込締切日

 2019年1月7日(月)必着。

受験票の発送

 E-mailにて送付いたします。

合否の通知

 2019年4月1日以降に合否通知書を発送いたします。
 合格者には資格証明証とともに発送いたします。合格者の受験番号および解答は本会ホームページにも掲載します。なお,試験の得点等の問い合わせには応じられませんのでご了承ください。

資格証明証の更新について

 資格証明証を取得または更新してから3年経過しましたら,その後2年内(4年目または5年目)に本会主催の講習を受講し,資格証明証を更新していただくことになります。更新講習を受けることで,資格証明証の有効期限が5年間延長されます。有効期限内に受講しなかった場合、認証資格は失効となり,改めて試験を受け直していただくことになります。

問合せ・申込先

公益社団法人石油学会 設備維持規格係
(〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-8-4,
E-mail:maintenance@sekiyu-gakkai.or.jp,TEL.03-6206-4301,FAX.03-6206-4302)

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